奄美で永良部鰻を採った久高のうみんちゅ
久高之人大島に来り、永良部鰻魚(えらぶうなぎ)を取る図
引用は、名越左源太(國分直一・恵良宏校注)『南島雑話1』(1984年、平凡社)より
(挿絵は奄美市立奄美博物館所蔵によるもの)
久高島の男性はその多くが海人(うみんちゅ)になった。
永良部鰻(イラブー)は琉球王朝に納められ、
中国の使節などを接待する高級料理の具材となった。
イラブーを求めて、久高島の海人は屋久島あたりまで進出したようだ。
奄美では久高島から来る海人はクダカーと呼ばれた。
黒潮に乗ってクダカーは、トカラ列島、奄美群島を縦横無尽に駆け巡った。
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