日常生活の中に潜む神話的な時間

日常生活の中に潜む神話的な時間
ニコラ・プッサン『蛇と二人のニンフのいる風景』1659年、コンデ美術館蔵
日常生活の中に潜む神話的な時間
プッサンは風景の中に神話を忍び込ませる。
静穏な風景の中で、草むらの陰、闇の中に大蛇が潜んでいる。
ニンフたちは驚くでもなく、ごく当たり前の風景としてそれを観ている。
沖縄の山原(やんばる)地方にも日常生活の中で、何でもなくハブ退治をする人たちがいる。
ハブと対峙する時間も、神話的時間に属しているのだろうか。



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