フィンセントは弟テオへの手紙で「雨後の広漠たる麦畑の三十号画布二点のスケッチもある」と述べている。
以下の二点が雨上がりの広漠たる麦畑の風景だ。
死を控えた人と思えないくらい落ち着いた印象を与える。
雨上がりの麦畑にゴッホが見たのは、
生きることの絶望ばかりではなかったような気がする。
フィンセント・ファン・ゴッホ『オーヴェルの畑』 1890.7.23 (ファン・ゴッホ美術館)
フィンセント・ファン・ゴッホ『オーヴェル近くの平野』 1890.7 (ノイエ・ピナ子テーク)
フィンセント・ファン・ゴッホ『オーヴェルの畑』 1890.7.23 (ファン・ゴッホ美術館)
フィンセント・ファン・ゴッホ『荒れ模様の空のオーヴェルの麦畑』 1890.7 (カーネギー美術館)